掃除のプロから学ぶ
効果的な掃除の方法

新しい部屋に引っ越したら、日頃からこまめな掃除を心がけ、美しさをキープしておきたいもの。掃除の基本である「上から下へ」、「奥から手前へ」の順番を守ることで、スムーズに掃除を終わらせるだけでなく、仕上がりにも差が出ます。そして汚れの種類を把握し、最適な道具や洗剤を選びましょう。

Vol.2
汚れの原因が混在した難所
浴室の汚れを諦めない！

石鹸カスや皮脂汚れ、水垢、カビなど、浴室の汚れの原因は複雑です。しかし、それぞれの汚れに適した洗剤を使い分けることで、諦めていた汚れも落とせます。ただし「混ぜるな危険」の表記にもあるように、ガスを発生させる可能性があるので、必ず１種類ごと洗い流してください。ゴム手袋の着用、換気も忘れずに！

壁

皮脂だけでなく、シャンプーの飛び散りなど汚れが混在しています。まずは漂白剤を散布し、タワシなどで磨きます。汚れが落ちない場合は一度洗い流し、アルカリ性洗剤、さらに落ちない場合は酸性洗剤と使い分けてみてください。

床

足の裏などの皮脂汚れには、アルカリ性洗剤が有効です。赤カビには漂白剤を使ってみてください。散布後、ブラシやスポンジ、金ダワシなどで磨きます。溝などの細かい部分には、使い古した歯ブラシなどを使うと便利です。

鏡

一番汚れが付きやすく、水垢が白く目立つ鏡。酸性洗剤を塗布した上からラップを貼り付け、１〜２時間置いた後に丸めたラップなどでこすり洗いします。お風呂上がりにマイクロファイバーの布で拭いて乾かすと、美しさをキープできます。

排水口

ドロドロとした排水口汚れの正体は、抜け毛やほこり、皮脂、石鹸カス、カビなど。放置すると悪臭が発生するだけでなく、詰まりの原因にもつながります。漂白剤から順番に散布し、歯ブラシなど細いブラシなどを使って丁寧に磨きます。

サッシ

レールに溜まったゴミを取り除くと、歯ブラシなどの細いブラシで擦りながら水洗いするだけできれいになります。ドア枠のパッキンはカビが中に入り込んでいるので、ジェル状の漂白剤を塗って長時間パックし、洗い流します。

浴槽

浴槽の縁は、白い水垢の上に、さらに皮脂汚れが重なり茶色く汚れています。まずはアルカリ性の洗剤で擦り洗いします。それでも落ちない場合は、酸性の洗剤を塗って擦り洗いします。トイレ用の酸性洗剤でもよく落ちます。